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2007.09 ARCHIVE

TITLE: 9/28(FRI) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その3『エレファント』

2007.09.28

ガス・ヴァン・サントの死の三部作のうちのひとつ。
残りは『GERRYジェリー』と『ラストデイズ』。
どれも人が死に直面した時、どの様に想い、振る舞うか?というのが共通のテーマ。
『ラストデイズ』はニルバーナのカート・コバーンをモデルにしていると言われているが、
実際のところほとんどモデルではない。
(カートの伝記だと思って見て、失望した人数知れず)
同様に『エレファント』はコロンバイン高校の銃乱射事件をモデルとしていると
いわれてはいるが、同じくらいその事件の丸写しではない。
人それぞれの死に方は極めて固有的であり、そのときの行動や心情は
さらに固有性を帯びている。
立証・検証は永遠に不可能でもある。

舞台はオレゴン州ポートランド。
(サントはポートランド出身。ポートランド三部作ともいわれる)
ごく普通の高校生たちのごく普通の一日を描いただけの映画で、
時間とカメラ視点はそれぞれの登場人物の数だけ存在する。
ここでは製作者側の意図や感情の加担は一切描かれていない。
廊下で三人がすれ違うだけでも三人の視点と時間が存在する。
ということはカメラはどこにも存在していない
(通常の映画では役者はカメラを見ることは不自然にも禁止されており、
劇中では唯一の虚点として存在してはいけない点が残ってしまう)ということになる。
何度も多視点で描かれている出来事は「廊下ですれ違うこと」も
「恋愛の噂話をすること」も「銃で学友を殺すこと」も何気なく、
決して特別のこととして描かれていない。。。
これらのことにいわゆる一般社会的な倫理観で望んでしまうと
完全に置き去りを食ってしまうのだ。

さて、銃の乱射をする子たちは兄弟として描かれており、
商品を通販で買い求め、子供部屋で受け取る、、、というごく普通の子供たちである。
商品が銃ということをのぞいては
(だがこれもアメリカ社会では銃を通販で容易に購入出来ることを表してもいる)だが。
そして象の絵が子供の部屋の壁に貼ってはあり、
弟は何度も何度も「エリーゼのために」を練習している。
映画の題名になっている象の絵が何の意味を持たない様に「エリーゼのために」も
別に兄弟の精神的な狂いを表している訳でもない。
子供部屋にいない全てのアメリカ国民マイナス2(兄弟をのぞいて)の
狂いつつある精神状態、もしくはこの映画を見ている私達を含む狂いつつある
全ての観客に向けての鎮魂歌の様に聞こえて仕方がないのである。。。
ここでもベートーベンの「エリーゼのために」は劇中サントラではなく、
狂ってはいない誰かが、狂いつつある誰かに向けて演奏しているのである。
面白いとは思いませんか?

pastedGraphic1.jpg

MMD&VIV.jpg
西海岸のとある街で。
photo:tomo suzuki

 
TITLE: 9/28(FRI) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その3『エレファント』

ガス・ヴァン・サントの死の三部作のうちのひとつ。
残りは『GERRYジェリー』と『ラストデイズ』。
どれも人が死に直面した時、どの様に想い、振る舞うか?というのが共通のテーマ。
『ラストデイズ』はニルバーナのカート・コバーンをモデルにしていると言われているが、
実際のところほとんどモデルではない。
(カートの伝記だと思って見て、失望した人数知れず)
同様に『エレファント』はコロンバイン高校の銃乱射事件をモデルとしていると
いわれてはいるが、同じくらいその事件の丸写しではない。
人それぞれの死に方は極めて固有的であり、そのときの行動や心情は
さらに固有性を帯びている。
立証・検証は永遠に不可能でもある。

舞台はオレゴン州ポートランド。
(サントはポートランド出身。ポートランド三部作ともいわれる)
ごく普通の高校生たちのごく普通の一日を描いただけの映画で、
時間とカメラ視点はそれぞれの登場人物の数だけ存在する。
ここでは製作者側の意図や感情の加担は一切描かれていない。
廊下で三人がすれ違うだけでも三人の視点と時間が存在する。
ということはカメラはどこにも存在していない
(通常の映画では役者はカメラを見ることは不自然にも禁止されており、
劇中では唯一の虚点として存在してはいけない点が残ってしまう)ということになる。
何度も多視点で描かれている出来事は「廊下ですれ違うこと」も
「恋愛の噂話をすること」も「銃で学友を殺すこと」も何気なく、
決して特別のこととして描かれていない。。。
これらのことにいわゆる一般社会的な倫理観で望んでしまうと
完全に置き去りを食ってしまうのだ。

さて、銃の乱射をする子たちは兄弟として描かれており、
商品を通販で買い求め、子供部屋で受け取る、、、というごく普通の子供たちである。
商品が銃ということをのぞいては
(だがこれもアメリカ社会では銃を通販で容易に購入出来ることを表してもいる)だが。
そして象の絵が子供の部屋の壁に貼ってはあり、
弟は何度も何度も「エリーゼのために」を練習している。
映画の題名になっている象の絵が何の意味を持たない様に「エリーゼのために」も
別に兄弟の精神的な狂いを表している訳でもない。
子供部屋にいない全てのアメリカ国民マイナス2(兄弟をのぞいて)の
狂いつつある精神状態、もしくはこの映画を見ている私達を含む狂いつつある
全ての観客に向けての鎮魂歌の様に聞こえて仕方がないのである。。。
ここでもベートーベンの「エリーゼのために」は劇中サントラではなく、
狂ってはいない誰かが、狂いつつある誰かに向けて演奏しているのである。
面白いとは思いませんか?

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MMD&VIV.jpg
西海岸のとある街で。
photo:tomo suzuki

 
TITLE: 9/27(THU) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その2 『ロースマリーの赤ちゃん』

2007.09.27

ロマン・ポランポランスキーが描いたサイコホラーの大傑作。
60年代NYが舞台。
実際にいまも存在する古いアパート・ダコタハウスに若い夫婦ガイ(ジョン・カセヴェテス)と
ローズマリー(ミア・ファーロー)が、引っ越してくるところから物語は始まる。
二人は幸せの絶頂でNYの生活を満喫しているが、そのうちローズマリーは懐妊した事を知る。
駆け出しの俳優の夫との行き違いから不信感が芽生え始め、
隣人のカスタベット夫妻の有り余るお節介にも次第にいらだちを覚え出す。。。
得体の知れない団体に属しているであろう老夫婦は次第に夫・ガイを巻き込んでいき、
妊娠が進むにつれ、ローズマリーは次第に孤立。
徐々に老夫婦はローズマリーの生活に押し入り母体を操ろうとし、
体内の赤ん坊にまで触手をのばし始めるようになる。
カスタベット夫妻の属している団体は悪魔主義者の団体と解り
(といっても最後まで決定的な証拠はない)、
ローズマリーは悪魔の儀式で強姦される(これも夢かも知れない)。
そして出産が近づいてお腹が大きくなるに従い、
ローズマリーの生理的な不安と妄想もまたどんどんと巨大化していくのである。
そして本来の自分の子を殺められ、悪魔の子を出産してしまうことへの反駁と悔恨と絶望は、
周囲の絶対的な強制により余儀なくさせられるのである。
最終的にはあきらめと絶望の境地で悪魔の子をあやすローズマリーの姿。。。

この若い夫婦がNYという大都会の古いアパートに引っ越してくる際に、
どこからともなく壁の向こうから聞こえてくるのが「エリーゼのために」である。
決して上手い訳ではなくどちらかと言えば下手で不吉なその練習曲が、
壁を隔てた極近いところでいったいどんな人間がどのように住んでいるのか
全く解らないという不安を現し、
また自分の中に他者が芽生えて成長していく不可解さもこの小曲よって随所盛り上げられる。

この映画が恐ろしいと言われている理由は、
その後ポランスキー監督の妻のシャロン・テートがチャールズ・マンソン(マリリン・マンソンの
名前はここから取ったのよ!)ファミリーにより妊娠中惨殺されてしまう。
その胎児もお腹から出され壁に投げつけられたいた!!!
これが有名なシャロン・テート事件。
チャールズ・マンソンの獄中からの声をサンプリングしてCDが作られたり、
彼を引用した美術作品もたくさん作られた。
また、映画のダコタハウスはジョン・レノンが糾弾に倒れたアパートとしても悪名を復権した。

また、ミア・ファローは一番新しい『オーメン』(2006)で
悪魔の乳母役として出演しているところが良いわね。。。

pastedGraphic5.jpgpastedGraphic6.jpgpastedGraphic7.jpg

DSC_5312.jpg
NYのドラアククイーン・アマンダ先生(右)と。

 
TITLE: 9/27(THU) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その2 『ロースマリーの赤ちゃん』

ロマン・ポランポランスキーが描いたサイコホラーの大傑作。
60年代NYが舞台。
実際にいまも存在する古いアパート・ダコタハウスに若い夫婦ガイ(ジョン・カセヴェテス)と
ローズマリー(ミア・ファーロー)が、引っ越してくるところから物語は始まる。
二人は幸せの絶頂でNYの生活を満喫しているが、そのうちローズマリーは懐妊した事を知る。
駆け出しの俳優の夫との行き違いから不信感が芽生え始め、
隣人のカスタベット夫妻の有り余るお節介にも次第にいらだちを覚え出す。。。
得体の知れない団体に属しているであろう老夫婦は次第に夫・ガイを巻き込んでいき、
妊娠が進むにつれ、ローズマリーは次第に孤立。
徐々に老夫婦はローズマリーの生活に押し入り母体を操ろうとし、
体内の赤ん坊にまで触手をのばし始めるようになる。
カスタベット夫妻の属している団体は悪魔主義者の団体と解り
(といっても最後まで決定的な証拠はない)、
ローズマリーは悪魔の儀式で強姦される(これも夢かも知れない)。
そして出産が近づいてお腹が大きくなるに従い、
ローズマリーの生理的な不安と妄想もまたどんどんと巨大化していくのである。
そして本来の自分の子を殺められ、悪魔の子を出産してしまうことへの反駁と悔恨と絶望は、
周囲の絶対的な強制により余儀なくさせられるのである。
最終的にはあきらめと絶望の境地で悪魔の子をあやすローズマリーの姿。。。

この若い夫婦がNYという大都会の古いアパートに引っ越してくる際に、
どこからともなく壁の向こうから聞こえてくるのが「エリーゼのために」である。
決して上手い訳ではなくどちらかと言えば下手で不吉なその練習曲が、
壁を隔てた極近いところでいったいどんな人間がどのように住んでいるのか
全く解らないという不安を現し、
また自分の中に他者が芽生えて成長していく不可解さもこの小曲よって随所盛り上げられる。

この映画が恐ろしいと言われている理由は、
その後ポランスキー監督の妻のシャロン・テートがチャールズ・マンソン(マリリン・マンソンの
名前はここから取ったのよ!)ファミリーにより妊娠中惨殺されてしまう。
その胎児もお腹から出され壁に投げつけられたいた!!!
これが有名なシャロン・テート事件。
チャールズ・マンソンの獄中からの声をサンプリングしてCDが作られたり、
彼を引用した美術作品もたくさん作られた。
また、映画のダコタハウスはジョン・レノンが糾弾に倒れたアパートとしても悪名を復権した。

また、ミア・ファローは一番新しい『オーメン』(2006)で
悪魔の乳母役として出演しているところが良いわね。。。

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NYのドラアククイーン・アマンダ先生(右)と。

 
TITLE: 9/26(WED) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その1 『ベニスに死す』

2007.09.26

言わずと知れたルキノ・ヴィスコンティの後期ドイツ三部作の最終章。
トーマス・マン原作。 退廃!高貴!!残酷!!!
ドイツの老作曲家アッシェンバッハは人生と自身の芸術論に行き詰まり、
夏のべニス・リド島へと単身静養へ訪れる。
そこで偶然、同じホテルに滞在する美少年・タージオに理想の美を見つけてしまう。
瞬間的・悪魔的な美は一瞬にして老作曲家を虜にしてしまう。。。
一度はべニスを後にするが、手違いにより舞い戻るはめになる。
しかしベニスはその夏、シロッコによる疫病が街中に蔓延し、
観光客が遠のく事を恐れる地元ベニスの人々はそれらをひた隠しにする。
老作曲家は失意にも疫病に冒され、蝕まれて、自分の老いを感じつつ
届かぬ少年への思いは頂点へ。。。
そしてまるで疫病の戦火にあったようなベニス本土を朦朧として少年を追いつづける。
最後には死化粧をして髪を染め、蔓延の笑みを浮かべて砂浜に横たわる。
アドリア海と太陽は美少年・タージオとともに余りにも美しく残酷に輝いているだけなのである。。。

深夜ホテルのロビーにあるピアノでタージオが「エリーゼのために」を弾いている。
徐々に老作曲は精神も肉体も疫病に冒されてきて、
疫病の蔓延の事をホテルの従業員に聞いても教えてくれない。。。
そのとき故郷に残してきた最愛の妻の事、
事故により死に別れてしまった幼い一人娘の事、
そしてドイツで立ち寄った娼館の事を突然に思い出す。
女主人に導かれて入る個室では、ひとりの娼婦が調律の狂ったピアノで
「エリーゼのために」を弾いて待っている。
そして実際には自身の倫理観・芸術観と相容れず、その娼婦を抱く事はなく、
自己に嫌悪を抱いて娼館を後にする。。。 
気が付くとホテルのロビーには最初からタージオもピアノも存在していなかった。。。

主人公アッシェンバッハは作曲家マーラーがモデルであり、
全編にわたってマーラーの美しい交響曲が流れている。
この深夜のホテルでの回想場面だけにベートーベンが使われているわ。
ピアノ小曲「エリーゼのために」は老作曲家が芸術論的にも肉体的にも絶望的な限界を感じ、
疫病に蝕まれて徐々に錯乱していく精神状況を見事に現していると言えるわね。。。

20977thumb012.jpg  20977thumb010.jpg

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ヴェニスヴィエンナーレ2007

 
TITLE: 9/26(WED) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その1 『ベニスに死す』

言わずと知れたルキノ・ヴィスコンティの後期ドイツ三部作の最終章。
トーマス・マン原作。 退廃!高貴!!残酷!!!
ドイツの老作曲家アッシェンバッハは人生と自身の芸術論に行き詰まり、
夏のべニス・リド島へと単身静養へ訪れる。
そこで偶然、同じホテルに滞在する美少年・タージオに理想の美を見つけてしまう。
瞬間的・悪魔的な美は一瞬にして老作曲家を虜にしてしまう。。。
一度はべニスを後にするが、手違いにより舞い戻るはめになる。
しかしベニスはその夏、シロッコによる疫病が街中に蔓延し、
観光客が遠のく事を恐れる地元ベニスの人々はそれらをひた隠しにする。
老作曲家は失意にも疫病に冒され、蝕まれて、自分の老いを感じつつ
届かぬ少年への思いは頂点へ。。。
そしてまるで疫病の戦火にあったようなベニス本土を朦朧として少年を追いつづける。
最後には死化粧をして髪を染め、蔓延の笑みを浮かべて砂浜に横たわる。
アドリア海と太陽は美少年・タージオとともに余りにも美しく残酷に輝いているだけなのである。。。

深夜ホテルのロビーにあるピアノでタージオが「エリーゼのために」を弾いている。
徐々に老作曲は精神も肉体も疫病に冒されてきて、
疫病の蔓延の事をホテルの従業員に聞いても教えてくれない。。。
そのとき故郷に残してきた最愛の妻の事、
事故により死に別れてしまった幼い一人娘の事、
そしてドイツで立ち寄った娼館の事を突然に思い出す。
女主人に導かれて入る個室では、ひとりの娼婦が調律の狂ったピアノで
「エリーゼのために」を弾いて待っている。
そして実際には自身の倫理観・芸術観と相容れず、その娼婦を抱く事はなく、
自己に嫌悪を抱いて娼館を後にする。。。 
気が付くとホテルのロビーには最初からタージオもピアノも存在していなかった。。。

主人公アッシェンバッハは作曲家マーラーがモデルであり、
全編にわたってマーラーの美しい交響曲が流れている。
この深夜のホテルでの回想場面だけにベートーベンが使われているわ。
ピアノ小曲「エリーゼのために」は老作曲家が芸術論的にも肉体的にも絶望的な限界を感じ、
疫病に蝕まれて徐々に錯乱していく精神状況を見事に現していると言えるわね。。。

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ヴェニスヴィエンナーレ2007

 
TITLE: 9/25(TUE) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その0

2007.09.25

昨年、『ミッドナイトムーヴィー』という映画の公開イヴェントを企画したわ。
その映画はアメリカで70年代に生まれたカルト映画とその劇場エルジンのドキュメンタリーで、
『エル・トポ』のアレハンドロ・ホドロフスキーや『ピンク・フラミンゴ』のジョン・ウォーターズ、
『イレイザー・ヘッド』のディヴィッド・リンチ、『ロッキー・ホラーショウ』原作/出演の
リチャード・オブライエンなど、錚々たるメンバーが名を連ねているわ。
どうして70年代にそういうカルト映画しかやらない映画館がNYで流行り、廃れていったか、、、
エルジン劇場から『エル・トポ』をジョン・レノンが大金で取り上げ、
大手劇場で昼間から上映したら全く客が来ず、その大手劇場は潰れてしまったとか、、、
これは映画批評家のスチュアート・サミュエルズが描いた
それこそ本当に類を見ないカルトドキュメンタリー映画だったわ。

そのコメントチラシに「あなたのミッドナイトムービー三本は?」というコメントを
トルネード叶井社長に頼まれた。

どうしてもアタシがあげたかったカルト映画三本は
『ベニスに死す』 (ルキノ・ヴィスコンティ)と『ローズマリーの赤ちゃん』(ロマン・ポランスキー)
そして『エレファント』(ガス・ヴァン・サント)ね。
どれも超メジャーでカルトでもアンダーグランドでもないけれども面白い共通点があるの。

ベートーベンのピアノの名曲「エリーゼのために」がさり気なく、
またとても効果的に使われている点よ!!!

カルト映画は映画監督やプロデューサーが狙って恣意的に作ろうとするものではなく、
自分と強く向き合う作家が結果出来上がってしまうもの。
または鑑賞者たちがその作品の特異性を自身の特異性と照らし合わせ
共鳴するところから始まるのよ。。。


http://ja.wikipedia.org/wiki/エル・トポ
http://ja.wikipedia.org/wiki/イレイザーヘッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロッキー・ホラー・ショー

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TITLE: 9/25(TUE) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その0

昨年、『ミッドナイトムーヴィー』という映画の公開イヴェントを企画したわ。
その映画はアメリカで70年代に生まれたカルト映画とその劇場エルジンのドキュメンタリーで、
『エル・トポ』のアレハンドロ・ホドロフスキーや『ピンク・フラミンゴ』のジョン・ウォーターズ、
『イレイザー・ヘッド』のディヴィッド・リンチ、『ロッキー・ホラーショウ』原作/出演の
リチャード・オブライエンなど、錚々たるメンバーが名を連ねているわ。
どうして70年代にそういうカルト映画しかやらない映画館がNYで流行り、廃れていったか、、、
エルジン劇場から『エル・トポ』をジョン・レノンが大金で取り上げ、
大手劇場で昼間から上映したら全く客が来ず、その大手劇場は潰れてしまったとか、、、
これは映画批評家のスチュアート・サミュエルズが描いた
それこそ本当に類を見ないカルトドキュメンタリー映画だったわ。

そのコメントチラシに「あなたのミッドナイトムービー三本は?」というコメントを
トルネード叶井社長に頼まれた。

どうしてもアタシがあげたかったカルト映画三本は
『ベニスに死す』 (ルキノ・ヴィスコンティ)と『ローズマリーの赤ちゃん』(ロマン・ポランスキー)
そして『エレファント』(ガス・ヴァン・サント)ね。
どれも超メジャーでカルトでもアンダーグランドでもないけれども面白い共通点があるの。

ベートーベンのピアノの名曲「エリーゼのために」がさり気なく、
またとても効果的に使われている点よ!!!

カルト映画は映画監督やプロデューサーが狙って恣意的に作ろうとするものではなく、
自分と強く向き合う作家が結果出来上がってしまうもの。
または鑑賞者たちがその作品の特異性を自身の特異性と照らし合わせ
共鳴するところから始まるのよ。。。


http://ja.wikipedia.org/wiki/エル・トポ
http://ja.wikipedia.org/wiki/イレイザーヘッド
http://ja.wikipedia.org/wiki/ロッキー・ホラー・ショー

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TITLE: 9/24 デイヴィッドリンチ『インランド・エンパイア』 オススメ〜〜〜

2007.09.24

今回のリンチ新作はアタシも7月(公開)にリンチナイトを企画したり、
各方面に書いたり、、、と何かとお仕事協力させて頂いたわ。
現在9月。
エビスーガーデンホールでは11月まで上映が決定したとの事。
良かったわね。
何せ三時間!もので一日三回転しか出来なくて、トドメは相変わらず超々難解。。。(笑)

前作『マルホランド・ドライブ』同様、劇中劇として『暗い明日の空の上で』が出てくるわ。
その劇中劇は以前ポーランドで主演女優が殺されて完成されなかった映画『47』のハリウッド版リメイク。
ハリウッドの現実世界と映画『暗い〜』の世界、ポーランドの世界、映画『47』の世界、、、
そしてそれらを繋ぐ世界としてウサギ人間の世界、、、と計5つの世界が入り乱れ関係し合っているの。。。
この文章を読んだ人も何の事やら分からないと思うわ(笑)。

でも前作の『マルホランド・ドライブ』同様、
映像と音響(この場合サントラというよりサウンドデザイン!)はより一層磨きがかかっているわ!
リンチワールドの素晴らしいところは「理解」する事を超えて「心地よい」気持ちにさせてくれる事かしら。
主人公ニッキー(ローラ・ダーン)は実生活と女優業との境界がなくなり、
正常と異常もなくなり、それらすべてのパラレルワールドが影響し合うの。
アタシはこの映画を三回見たけれど、そのうち二回はよく寝たわ(笑)。
でも目が覚めた時にリンチワールドが目の前に広がっている事の歓び。
また自分が寝ている時に見た夢がリンチ映画と関連していることの驚き!!!

また、今回リンチ本人が瞑想教会を設立した事をカミングアウトしたことも気になるわよね。
それはTM法と言って、60年代にはビートルズやミック・ジャガーなどがハマっていた
インドのマハリシ・マヘッシ・ヨーギという超瞑想法。
『ローズマリーの赤ちゃん』のミア・ファーローも入会していたのよ!
http://yukiduke.jp/imamade/TM.htm

今回の映画の中にはたくさんの穴が出てくるの。
スタジオセットの穴(暗がり)、シャツの穴、子宮の穴、刺された穴、撃たれた穴、
そして現実の裂け目、、リンチ独特のカメラワークというスタイルで、
それらの穴々は映像にならないほど超クローズアップされるの。
5つの世界を結ぶ映像に映らない空間を、
リンチはノイズという彫刻(触媒、もしくはパラメータ?)で表したとも言えるわね。
考えてもみれば視神経を刺激する「映像」も光の波長が作り出すもので、
鼓膜を刺激するのも「音」もまた空気振動が作り出す波。
リンチの映画は五感+六感で感じるものね。

この映画に関する名言があるわ。
「この映画の内容が分からなかったって? それが、リンチを理解した事なんだぜ」
グレン・ケニー(Premiere)

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http://www.inlandempire.jp/index_yin.html

 
TITLE: 9/24 デイヴィッドリンチ『インランド・エンパイア』 オススメ〜〜〜

今回のリンチ新作はアタシも7月(公開)にリンチナイトを企画したり、
各方面に書いたり、、、と何かとお仕事協力させて頂いたわ。
現在9月。
エビスーガーデンホールでは11月まで上映が決定したとの事。
良かったわね。
何せ三時間!もので一日三回転しか出来なくて、トドメは相変わらず超々難解。。。(笑)

前作『マルホランド・ドライブ』同様、劇中劇として『暗い明日の空の上で』が出てくるわ。
その劇中劇は以前ポーランドで主演女優が殺されて完成されなかった映画『47』のハリウッド版リメイク。
ハリウッドの現実世界と映画『暗い〜』の世界、ポーランドの世界、映画『47』の世界、、、
そしてそれらを繋ぐ世界としてウサギ人間の世界、、、と計5つの世界が入り乱れ関係し合っているの。。。
この文章を読んだ人も何の事やら分からないと思うわ(笑)。

でも前作の『マルホランド・ドライブ』同様、
映像と音響(この場合サントラというよりサウンドデザイン!)はより一層磨きがかかっているわ!
リンチワールドの素晴らしいところは「理解」する事を超えて「心地よい」気持ちにさせてくれる事かしら。
主人公ニッキー(ローラ・ダーン)は実生活と女優業との境界がなくなり、
正常と異常もなくなり、それらすべてのパラレルワールドが影響し合うの。
アタシはこの映画を三回見たけれど、そのうち二回はよく寝たわ(笑)。
でも目が覚めた時にリンチワールドが目の前に広がっている事の歓び。
また自分が寝ている時に見た夢がリンチ映画と関連していることの驚き!!!

また、今回リンチ本人が瞑想教会を設立した事をカミングアウトしたことも気になるわよね。
それはTM法と言って、60年代にはビートルズやミック・ジャガーなどがハマっていた
インドのマハリシ・マヘッシ・ヨーギという超瞑想法。
『ローズマリーの赤ちゃん』のミア・ファーローも入会していたのよ!
http://yukiduke.jp/imamade/TM.htm

今回の映画の中にはたくさんの穴が出てくるの。
スタジオセットの穴(暗がり)、シャツの穴、子宮の穴、刺された穴、撃たれた穴、
そして現実の裂け目、、リンチ独特のカメラワークというスタイルで、
それらの穴々は映像にならないほど超クローズアップされるの。
5つの世界を結ぶ映像に映らない空間を、
リンチはノイズという彫刻(触媒、もしくはパラメータ?)で表したとも言えるわね。
考えてもみれば視神経を刺激する「映像」も光の波長が作り出すもので、
鼓膜を刺激するのも「音」もまた空気振動が作り出す波。
リンチの映画は五感+六感で感じるものね。

この映画に関する名言があるわ。
「この映画の内容が分からなかったって? それが、リンチを理解した事なんだぜ」
グレン・ケニー(Premiere)

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http://www.inlandempire.jp/index_yin.html

 
TITLE: 最近の事柄、、。

2007.09.19

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金子先生とピエール&ジルと。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成


DSC_7009.jpg
マチャミと。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成

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vivi。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成

 
TITLE: 最近の事柄、、。

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金子先生とピエール&ジルと。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成


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マチャミと。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成

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vivi。(ピアジェ@新国立美術館)
撮影:西永智成

 
TITLE: 不朽の名作『ヘドウィッグ&アングリーインチ』

2007.09.14

☆9/8(sat)
今、渋谷シネマライズで不朽の名作『ヘドウィッグ&アングリーインチ』の
原作・監督・主演のジョン・キャメロン・ミッチェルの新作が公開されているわ。

『ショートバス』
http://shortbus.jp/

ショートバスっていうのは本来、アメリカのスクールバスの短い版。
肢体不自由児や天才児など特別な児童が乗るためのバスでもあるらしいわ。
この映画ではNYブリックリンに実在するクラブのようなサロン。
フリーセックスに溺れる人も居れば、オーガズムに付いて話し合うだけのグルームも居たり、
はたまた、ブランコやSMプレイをしている人、ライブしている人、ただ飲み食いしている人、
人のプレイを絵に描いている人、、、などホントに千差万別。
『ヘドウィッグ〜』では片割れの自分を捜す旅がテーマだったけれど、
今回は「愛」を探す男女7人の物語。
と言ってもどこかの国のトレンディードラマとは全く違って、ありとあらゆる人々が出てくるの。
ゲイ、レズビアン、SM、そして何にでも当てはまらないけれど
(性的にマイノリティーであったり特殊ではない!)悩んでいる人々、、、。
「誰かと繋がっていたい」と願い、みんなサロン・ショートバスに集まってくる。
でもその根源的なところには「愛」を探していると同時に「自分」を探している事に気づかされる。
前出のどこかの国のトレンディードラマは視聴者憧れ型(今もそうだけれども!)の
一つの価値観が覆う内容だけれども、
『ショートバス』は総ての人間(マイノリティーだと思っている人も、自分は普通だと思っている人も、、、)に
当てはなる多種な価値観が混じり合う、自己探求の映画ね。。。

「NYは人が自分の犯した罪を赦しにやってくる街」
「寛容的。だからテロで狙われた」

自分を知る事、赦す事、その先に初めて他人をも受け入れる事が出来る、、、。

ショートバスは現代のノアの方舟。優れた種を残すための一つの価値観
からなる選別とは真っ向から対立する、多種な価値観を容認し、「自身
悩むことを認める」ことがこのノアの方舟に乗る条件なのよね。

20070608010fl00010viewrsz150x.jpg
(C) 2006 Safeword Productions LLC

 
TITLE: 不朽の名作『ヘドウィッグ&アングリーインチ』

☆9/8(sat)
今、渋谷シネマライズで不朽の名作『ヘドウィッグ&アングリーインチ』の
原作・監督・主演のジョン・キャメロン・ミッチェルの新作が公開されているわ。

『ショートバス』
http://shortbus.jp/

ショートバスっていうのは本来、アメリカのスクールバスの短い版。
肢体不自由児や天才児など特別な児童が乗るためのバスでもあるらしいわ。
この映画ではNYブリックリンに実在するクラブのようなサロン。
フリーセックスに溺れる人も居れば、オーガズムに付いて話し合うだけのグルームも居たり、
はたまた、ブランコやSMプレイをしている人、ライブしている人、ただ飲み食いしている人、
人のプレイを絵に描いている人、、、などホントに千差万別。
『ヘドウィッグ〜』では片割れの自分を捜す旅がテーマだったけれど、
今回は「愛」を探す男女7人の物語。
と言ってもどこかの国のトレンディードラマとは全く違って、ありとあらゆる人々が出てくるの。
ゲイ、レズビアン、SM、そして何にでも当てはまらないけれど
(性的にマイノリティーであったり特殊ではない!)悩んでいる人々、、、。
「誰かと繋がっていたい」と願い、みんなサロン・ショートバスに集まってくる。
でもその根源的なところには「愛」を探していると同時に「自分」を探している事に気づかされる。
前出のどこかの国のトレンディードラマは視聴者憧れ型(今もそうだけれども!)の
一つの価値観が覆う内容だけれども、
『ショートバス』は総ての人間(マイノリティーだと思っている人も、自分は普通だと思っている人も、、、)に
当てはなる多種な価値観が混じり合う、自己探求の映画ね。。。

「NYは人が自分の犯した罪を赦しにやってくる街」
「寛容的。だからテロで狙われた」

自分を知る事、赦す事、その先に初めて他人をも受け入れる事が出来る、、、。

ショートバスは現代のノアの方舟。優れた種を残すための一つの価値観
からなる選別とは真っ向から対立する、多種な価値観を容認し、「自身
悩むことを認める」ことがこのノアの方舟に乗る条件なのよね。

20070608010fl00010viewrsz150x.jpg
(C) 2006 Safeword Productions LLC

 
TITLE: ビョークの新作

2007.09.12

ビョークの新作ヴィデオクリップ『アース・イントルーダーズ』
http://www.youtube.com/watch?v=wioa74MsBYA
でも素晴らしい映像を見せてくれたミシェル・オスロ。
また『キルクと魔女』や『プリンス&プリンセス』でも独自の美意識を
見せつけてくれたフランスのアニメーション作家の新作が公開されているわ。

『アズールとアスマール』
http://www.ghibli-museum.jp/azur/

乳母に育てられたアズールとアスマールはまるで本物の兄弟みたい。
フランス(ヨーロッパ)とマグレブ(イスラム)の文化・習慣の対立と和解。
古い考えと新しい考えの衝突。 
そしてそれらを二人の若者の冒険譚をもって、
現在も地続きな世界の政治的・民族的問題、テロ問題、
また誰にでも身の覚えのある極身近な問題を明確に浮き彫りにするわ。
でも何よりも一番目を引くのがその映像美と音楽。
今までの監督自身の作品とも全く異なるし、
もちろん今まで映像史上見た事のない作風。
登場人物の顔のみ3DCGアニメーションを使用しリアル感を出し、
洋服や背景など総てほとんど平面的グラフィック。
まるでイスラムの細かいモザイクタイルの様。
それが時には画面いっぱいに広がり、目が眩むほどの美しさを放ち続ける。。。
その世界観、美意識の洪水。

監督曰く、「アニメーションというものは必要なところ意外は決して動かさない」。
「動きというものは総て意味をもつ、、、」というのが監督のアニメ論。
アニメーションとはアニミズムと語源が一緒。
万物、自然、自然現象にも総て霊魂が宿るという考え。
アニメーションというのは霊魂を吹き込む、まるで現代の錬金術みたいなものよね。。。

ファンタジーな映像で幻想的・耽美的すぎるかも知れない画面。
でも何よりも一番神秘的で、時代も国も人種も超越していて、
誰にでもどんな年齢でも思い当たり共感するところは、
劇中の登場人物の「心理の変化」そのものよね。
お互いを不理解から理解するための感情の波長、歩み寄りが、
この3DCGアニメーションによって見事にスクリーンに炙り出されているの!
人間の「感情の変化」こそが最初で最後の唯一の神秘的でファンタジーなのね!!

見たら絶対に後悔しないわよ!

もうすぐ終わるわ。急げ!!!!!

pdf.jpg

angelica.jpg
東京都渋谷区道元坂1−18−3フジビル37B1
03-5459-0581
http://www.gojyu.com/

synopsis_05.jpg

 
TITLE: ビョークの新作

ビョークの新作ヴィデオクリップ『アース・イントルーダーズ』
http://www.youtube.com/watch?v=wioa74MsBYA
でも素晴らしい映像を見せてくれたミシェル・オスロ。
また『キルクと魔女』や『プリンス&プリンセス』でも独自の美意識を
見せつけてくれたフランスのアニメーション作家の新作が公開されているわ。

『アズールとアスマール』
http://www.ghibli-museum.jp/azur/

乳母に育てられたアズールとアスマールはまるで本物の兄弟みたい。
フランス(ヨーロッパ)とマグレブ(イスラム)の文化・習慣の対立と和解。
古い考えと新しい考えの衝突。 
そしてそれらを二人の若者の冒険譚をもって、
現在も地続きな世界の政治的・民族的問題、テロ問題、
また誰にでも身の覚えのある極身近な問題を明確に浮き彫りにするわ。
でも何よりも一番目を引くのがその映像美と音楽。
今までの監督自身の作品とも全く異なるし、
もちろん今まで映像史上見た事のない作風。
登場人物の顔のみ3DCGアニメーションを使用しリアル感を出し、
洋服や背景など総てほとんど平面的グラフィック。
まるでイスラムの細かいモザイクタイルの様。
それが時には画面いっぱいに広がり、目が眩むほどの美しさを放ち続ける。。。
その世界観、美意識の洪水。

監督曰く、「アニメーションというものは必要なところ意外は決して動かさない」。
「動きというものは総て意味をもつ、、、」というのが監督のアニメ論。
アニメーションとはアニミズムと語源が一緒。
万物、自然、自然現象にも総て霊魂が宿るという考え。
アニメーションというのは霊魂を吹き込む、まるで現代の錬金術みたいなものよね。。。

ファンタジーな映像で幻想的・耽美的すぎるかも知れない画面。
でも何よりも一番神秘的で、時代も国も人種も超越していて、
誰にでもどんな年齢でも思い当たり共感するところは、
劇中の登場人物の「心理の変化」そのものよね。
お互いを不理解から理解するための感情の波長、歩み寄りが、
この3DCGアニメーションによって見事にスクリーンに炙り出されているの!
人間の「感情の変化」こそが最初で最後の唯一の神秘的でファンタジーなのね!!

見たら絶対に後悔しないわよ!

もうすぐ終わるわ。急げ!!!!!

pdf.jpg

angelica.jpg
東京都渋谷区道元坂1−18−3フジビル37B1
03-5459-0581
http://www.gojyu.com/

synopsis_05.jpg

 
TITLE: はじめまして。

2007.09.10

長年親しくしていた日本を代表するファッションモデルでパフォーマー
の親友が8月のちょうど半ばに亡くなられた。急性肺炎。そしてその訃
報を聞かされたのは約一週間後8/27。一日中目眩と吐き気に襲われ
た。  その不幸が起きる10日前に渋谷で彼女が主演した映画の上映
前トークショウに彼女が出た。アタシはその前の日のトークショウにそ
の監督と出演した。彼女が出演した翌日にも私は駆けつけ、その後打ち
上げという形で、配給会社社員、監督、スタッフなどみんなと飲ん
だ。。。来年の豊富、新しい映画の具体的な話でとても盛り上がったの
を事細かに今も覚えている。本当に本当に信じられない訃報。 
今年は関東では40℃を越す酷暑を記録した。昨日は台風9号が来たば
かり。

温暖化/異常気象と言われもするが、人間の観測史などたかが知れてい
る。。。人は生まれ、生きて、また去っていく。。。 
地球上同じ天気が一度もない様に、同じ人生を送る人も一人も居ない。
だが、彼女の生き方は本当に特別で、お手本にしていた人も居ないであ
ろうし、これから彼女の真似をする人も決して居ないだろう。。。

撮影中はずっと付きっきりで、ふざけ合っていたのはまるでだ昨日の様。
映画の中で彼女は夢の中(というよりパラレルワールド)の女王として
出演しており、重力も距離もないような世界で妖艶な姿を見せてくれて
いた。

何の事はない。人類の歴史は死者の歴史だ。コップの水に喩えれば現在
生きている人間は水面のごくわずかな面積で、死んだ人間はその深さ容
積総てに値する。生きている人間に方が稀な存在だ。

彼女はたまたま「この世」から早く去っただけで、現在は「ほんもの」
のパラレルワールでキャットウォークしているはずだ。。。

彼女の「お別れの会」は9/19(水曜日)。築地本願寺。18:00
から20:00。彼女の様に前例のない「お別れ会」になる。いやお別
れではなくパワレルワールドからまた姿を見せてくれる瞬間にもなるだ
ろう。。。


安らかにお眠りください。。。。


追伸:このブログの一番最初の回でちょっと重いトピックになってしま
いました。すみません。でも、この事を無視してこの夏は語れないし、
この夏だけではなく、これから一生心の重しになる出来事になりました。

batokin170.jpg

2007年:日本【2007年7月21日公開】[ 上映劇場  ]
監督:木村威夫
原画:木村威夫

 
TITLE: はじめまして。

長年親しくしていた日本を代表するファッションモデルでパフォーマー
の親友が8月のちょうど半ばに亡くなられた。急性肺炎。そしてその訃
報を聞かされたのは約一週間後8/27。一日中目眩と吐き気に襲われ
た。  その不幸が起きる10日前に渋谷で彼女が主演した映画の上映
前トークショウに彼女が出た。アタシはその前の日のトークショウにそ
の監督と出演した。彼女が出演した翌日にも私は駆けつけ、その後打ち
上げという形で、配給会社社員、監督、スタッフなどみんなと飲ん
だ。。。来年の豊富、新しい映画の具体的な話でとても盛り上がったの
を事細かに今も覚えている。本当に本当に信じられない訃報。 
今年は関東では40℃を越す酷暑を記録した。昨日は台風9号が来たば
かり。

温暖化/異常気象と言われもするが、人間の観測史などたかが知れてい
る。。。人は生まれ、生きて、また去っていく。。。 
地球上同じ天気が一度もない様に、同じ人生を送る人も一人も居ない。
だが、彼女の生き方は本当に特別で、お手本にしていた人も居ないであ
ろうし、これから彼女の真似をする人も決して居ないだろう。。。

撮影中はずっと付きっきりで、ふざけ合っていたのはまるでだ昨日の様。
映画の中で彼女は夢の中(というよりパラレルワールド)の女王として
出演しており、重力も距離もないような世界で妖艶な姿を見せてくれて
いた。

何の事はない。人類の歴史は死者の歴史だ。コップの水に喩えれば現在
生きている人間は水面のごくわずかな面積で、死んだ人間はその深さ容
積総てに値する。生きている人間に方が稀な存在だ。

彼女はたまたま「この世」から早く去っただけで、現在は「ほんもの」
のパラレルワールでキャットウォークしているはずだ。。。

彼女の「お別れの会」は9/19(水曜日)。築地本願寺。18:00
から20:00。彼女の様に前例のない「お別れ会」になる。いやお別
れではなくパワレルワールドからまた姿を見せてくれる瞬間にもなるだ
ろう。。。


安らかにお眠りください。。。。


追伸:このブログの一番最初の回でちょっと重いトピックになってしま
いました。すみません。でも、この事を無視してこの夏は語れないし、
この夏だけではなく、これから一生心の重しになる出来事になりました。

batokin170.jpg

2007年:日本【2007年7月21日公開】[ 上映劇場  ]
監督:木村威夫
原画:木村威夫

 
 
PROFILE

ヴィヴィアン佐藤
TOKYO JAPAN
アーティスト

http://www.cptv.jp/
http://www.geocities.com/westhollywood/
chelsea/7756/


非建築家、アーティスト、イラストレーター、
パーティイスト、ドラァククイーン、文筆家、
映画批評家、、、と様々な顔を持つ。
ジャンルを横断していき独自の美意識と哲学で
「トーキョー」と「現代」を乗りこなす。
様々な言説と言動は分裂的で不明ではあるが、
ここ東京では不思議な整合性を放ち,その場では妙に納得させられてしまう。。。
「予算」と「時間」と「コネ」がないときは
「ヴィヴィアンに聞け、、、」というのが昨今の都市伝説でもある。
パーティ会場や打合せ中で言葉に困った時は
「ヴィヴィアン佐藤はご存知?」で時間を稼げ、共通の話題を見つけられるという。。。
最近ではバーニーズNY、ヴーヴクリコ、LANVIN、MILKFEDなどのディスプレイも手掛ける。
野宮真貴や山口小夜子,野田凪など個性派美学を持つ女性と仕事も多い。
最近の趣味はタランチュラ飼育。
今年はブリーディングを目指す。。


Vivienne Sato
ARTIST

Unbuild Architect, Artist, Illustrator, Drag Queen, Writing Person, Film Reviewer, etc, and various faces.
The genre is crossed, and "Tokyo" and "Present age" are gotten on and digested by an original sense of beauty and the philosophy.
A mysterious correspondence is shot in here Tokyo, and it is made to consent strangely then and there though a variety of remark theories and speech and behavior are divided and uncertain.
“Vivienne asks it” is recent urban legend when there is “Budget” or neither “Time” nor “Back-room influence”.
When the party hall and making arrangements and embarrassing it with middle word, it is possible to buy time by "Vivienne Sato knows", and the common subject is found.
Displays such as BARNEYS NEW YORK, Champagne Veuve Clicquot, LANVIN, and MILKFED are handled.
There are a lot of work with the woman who has the individuality sect aesthetics like Maki Nomiya, Sayoko Yamaguchi, and Noda Nagi, etc.
A recent hobby is tarantula breeding.
It aims at the bleeding this year.
 
MONTHLY TOPICS
最近のトピックス

9/28(FRI) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その3『エレファント』
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9/27(THU) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その2 『ロースマリーの赤ちゃん』
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9/26(WED) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その1 『ベニスに死す』
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9/25(TUE) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その0
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9/24 デイヴィッドリンチ『インランド・エンパイア』 オススメ〜〜〜
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