今回のリンチ新作はアタシも7月(公開)にリンチナイトを企画したり、
各方面に書いたり、、、と何かとお仕事協力させて頂いたわ。
現在9月。
エビスーガーデンホールでは11月まで上映が決定したとの事。
良かったわね。
何せ三時間!もので一日三回転しか出来なくて、トドメは相変わらず超々難解。。。(笑)
前作『マルホランド・ドライブ』同様、劇中劇として『暗い明日の空の上で』が出てくるわ。
その劇中劇は以前ポーランドで主演女優が殺されて完成されなかった映画『47』のハリウッド版リメイク。
ハリウッドの現実世界と映画『暗い〜』の世界、ポーランドの世界、映画『47』の世界、、、
そしてそれらを繋ぐ世界としてウサギ人間の世界、、、と計5つの世界が入り乱れ関係し合っているの。。。
この文章を読んだ人も何の事やら分からないと思うわ(笑)。
でも前作の『マルホランド・ドライブ』同様、
映像と音響(この場合サントラというよりサウンドデザイン!)はより一層磨きがかかっているわ!
リンチワールドの素晴らしいところは「理解」する事を超えて「心地よい」気持ちにさせてくれる事かしら。
主人公ニッキー(ローラ・ダーン)は実生活と女優業との境界がなくなり、
正常と異常もなくなり、それらすべてのパラレルワールドが影響し合うの。
アタシはこの映画を三回見たけれど、そのうち二回はよく寝たわ(笑)。
でも目が覚めた時にリンチワールドが目の前に広がっている事の歓び。
また自分が寝ている時に見た夢がリンチ映画と関連していることの驚き!!!
また、今回リンチ本人が瞑想教会を設立した事をカミングアウトしたことも気になるわよね。
それはTM法と言って、60年代にはビートルズやミック・ジャガーなどがハマっていた
インドのマハリシ・マヘッシ・ヨーギという超瞑想法。
『ローズマリーの赤ちゃん』のミア・ファーローも入会していたのよ!
http://yukiduke.jp/imamade/TM.htm
今回の映画の中にはたくさんの穴が出てくるの。
スタジオセットの穴(暗がり)、シャツの穴、子宮の穴、刺された穴、撃たれた穴、
そして現実の裂け目、、リンチ独特のカメラワークというスタイルで、
それらの穴々は映像にならないほど超クローズアップされるの。
5つの世界を結ぶ映像に映らない空間を、
リンチはノイズという彫刻(触媒、もしくはパラメータ?)で表したとも言えるわね。
考えてもみれば視神経を刺激する「映像」も光の波長が作り出すもので、
鼓膜を刺激するのも「音」もまた空気振動が作り出す波。
リンチの映画は五感+六感で感じるものね。
この映画に関する名言があるわ。
「この映画の内容が分からなかったって? それが、リンチを理解した事なんだぜ」
グレン・ケニー(Premiere)


http://www.inlandempire.jp/index_yin.html