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TITLE: 9/27(THU) 「エリーゼのために」をめぐる思い・・・その2 『ロースマリーの赤ちゃん』

2007.09.27

ロマン・ポランポランスキーが描いたサイコホラーの大傑作。
60年代NYが舞台。
実際にいまも存在する古いアパート・ダコタハウスに若い夫婦ガイ(ジョン・カセヴェテス)と
ローズマリー(ミア・ファーロー)が、引っ越してくるところから物語は始まる。
二人は幸せの絶頂でNYの生活を満喫しているが、そのうちローズマリーは懐妊した事を知る。
駆け出しの俳優の夫との行き違いから不信感が芽生え始め、
隣人のカスタベット夫妻の有り余るお節介にも次第にいらだちを覚え出す。。。
得体の知れない団体に属しているであろう老夫婦は次第に夫・ガイを巻き込んでいき、
妊娠が進むにつれ、ローズマリーは次第に孤立。
徐々に老夫婦はローズマリーの生活に押し入り母体を操ろうとし、
体内の赤ん坊にまで触手をのばし始めるようになる。
カスタベット夫妻の属している団体は悪魔主義者の団体と解り
(といっても最後まで決定的な証拠はない)、
ローズマリーは悪魔の儀式で強姦される(これも夢かも知れない)。
そして出産が近づいてお腹が大きくなるに従い、
ローズマリーの生理的な不安と妄想もまたどんどんと巨大化していくのである。
そして本来の自分の子を殺められ、悪魔の子を出産してしまうことへの反駁と悔恨と絶望は、
周囲の絶対的な強制により余儀なくさせられるのである。
最終的にはあきらめと絶望の境地で悪魔の子をあやすローズマリーの姿。。。

この若い夫婦がNYという大都会の古いアパートに引っ越してくる際に、
どこからともなく壁の向こうから聞こえてくるのが「エリーゼのために」である。
決して上手い訳ではなくどちらかと言えば下手で不吉なその練習曲が、
壁を隔てた極近いところでいったいどんな人間がどのように住んでいるのか
全く解らないという不安を現し、
また自分の中に他者が芽生えて成長していく不可解さもこの小曲よって随所盛り上げられる。

この映画が恐ろしいと言われている理由は、
その後ポランスキー監督の妻のシャロン・テートがチャールズ・マンソン(マリリン・マンソンの
名前はここから取ったのよ!)ファミリーにより妊娠中惨殺されてしまう。
その胎児もお腹から出され壁に投げつけられたいた!!!
これが有名なシャロン・テート事件。
チャールズ・マンソンの獄中からの声をサンプリングしてCDが作られたり、
彼を引用した美術作品もたくさん作られた。
また、映画のダコタハウスはジョン・レノンが糾弾に倒れたアパートとしても悪名を復権した。

また、ミア・ファローは一番新しい『オーメン』(2006)で
悪魔の乳母役として出演しているところが良いわね。。。

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NYのドラアククイーン・アマンダ先生(右)と。

 
 
PROFILE

ヴィヴィアン佐藤
TOKYO JAPAN
アーティスト

http://www.cptv.jp/
http://www.geocities.com/westhollywood/
chelsea/7756/


非建築家、アーティスト、イラストレーター、
パーティイスト、ドラァククイーン、文筆家、
映画批評家、、、と様々な顔を持つ。
ジャンルを横断していき独自の美意識と哲学で
「トーキョー」と「現代」を乗りこなす。
様々な言説と言動は分裂的で不明ではあるが、
ここ東京では不思議な整合性を放ち,その場では妙に納得させられてしまう。。。
「予算」と「時間」と「コネ」がないときは
「ヴィヴィアンに聞け、、、」というのが昨今の都市伝説でもある。
パーティ会場や打合せ中で言葉に困った時は
「ヴィヴィアン佐藤はご存知?」で時間を稼げ、共通の話題を見つけられるという。。。
最近ではバーニーズNY、ヴーヴクリコ、LANVIN、MILKFEDなどのディスプレイも手掛ける。
野宮真貴や山口小夜子,野田凪など個性派美学を持つ女性と仕事も多い。
最近の趣味はタランチュラ飼育。
今年はブリーディングを目指す。。


Vivienne Sato
ARTIST

Unbuild Architect, Artist, Illustrator, Drag Queen, Writing Person, Film Reviewer, etc, and various faces.
The genre is crossed, and "Tokyo" and "Present age" are gotten on and digested by an original sense of beauty and the philosophy.
A mysterious correspondence is shot in here Tokyo, and it is made to consent strangely then and there though a variety of remark theories and speech and behavior are divided and uncertain.
“Vivienne asks it” is recent urban legend when there is “Budget” or neither “Time” nor “Back-room influence”.
When the party hall and making arrangements and embarrassing it with middle word, it is possible to buy time by "Vivienne Sato knows", and the common subject is found.
Displays such as BARNEYS NEW YORK, Champagne Veuve Clicquot, LANVIN, and MILKFED are handled.
There are a lot of work with the woman who has the individuality sect aesthetics like Maki Nomiya, Sayoko Yamaguchi, and Noda Nagi, etc.
A recent hobby is tarantula breeding.
It aims at the bleeding this year.
 
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