今日は、いよいよ手術の日である。
お腹が空いて朝早く起きた。
気分的には、海外旅行に行く日の朝みたいな感じである。
そして、ずーっとどうするか悩んできたことの結論がでた。
今回の病気の病名の、ブログでの公開である。
結論は、カミングアウトすることにした。
病名は・・・
大腸ガンです!!
約2週間前、聖路加の人間ドックの内視鏡検査で、その場で告知された。
そのときの感想は、ショックとか恐怖というより、
面倒くさいとか、これってサプライズ?・・・とか。
だって全く元気で毎晩、飲み歩いている人間が、
いきなりガンですって言われても、あまり実感がないのである。
もう、内視鏡検査では切除できる大きさではなく、
検査に出して良性か悪性かを判断するまでもなく、
いきなりガン宣告である。
家族を呼ぶという、ダンドリもないまま・・・
まず思ったことは、医者の息子であるがゆえに、
人間ドックは自分の家の病院で、たまにちょこっとついでにやるだけで、
本格的なものは今回が初めてである。
もちろん、内視鏡検査も初めてであった。
病気をなめていたんです。
深く反省をしました!!
医者の息子だから病気に対しての感覚が、人と違うんです。
小さい頃から病院と自宅が一緒のところで育ったので、
病院のにおいも抵抗がないし、病気は治るもんだと思っています。
そして、子供の頃から病気したとしても、親に温かい看病をうけたり、
心配されたりした記憶がないんです。
薬をすぐ処方されたり、注射を打たれて終わりです。
だから今回も、盲腸の手術の面倒くさいやつくらいにしか考えていないのです。
この点は、医者の息子に生まれてよかったと思っています。
ただ、本人はそう簡単に思っていても、周りは違います。
相当びっくりして、ショックを隠せません。
本人はケロッとしているのに、みんな真剣になって大丈夫だから、とか
慰めようとしてくれるんだけど、返ってそんな心配しないでと、
慰め返しているくらいです。
やはりガンというのはすごいブランド力だなというのが分かりました。
ガンを告知すると、周りが引いてしまったり、陰気な感じがするし、
まして会社を経営している立場だから、絶対に人に言うべきじゃないという
アドバイスをいっぱいもらいました。
でも、次のような理由からカミングアウトすることを決断しました。
1.現代の医療技術は素晴らしく、執刀する先生も名医だし、
必ず治ると信じているから・・・
2.こんな貴重な体験で、いろいろな事を感じ、それを残し、
また人に伝えることが自分の使命だと思っているから・・・
3.ガンは決して恥ずかしい病気ではないし、大腸ガンは男の勲章だから・・・
(実はこれは手術する3日前に、一応ガンの先輩でもある電通の高橋専務に
報告したところ、こういう一言がかえってきた。)
4.正々堂々と生きるという事が信条で、いつも社員にこそこそするなと
叱りつけているから・・・
5.こんな元気な私がガンになるということで、1人でも多くの友人たちが
人間ドックに行き、ガンの早期発見をした方が人のために役立つと思うから・・・
(実際に石田純一は、一度も内視鏡検査をしたこともなく、
人間ドックも殆ど行ってませんでした。彼には相当プレッシャーを与えました。)
6.そして、こんな貴重な体験こそ、ブログに書き、そのとき感じたことを
書き留め、それを教訓とすることで、自分の人生にも他人の人生にも
必ず役立つと信じているから
7.Bad news traveling fast.で、変なうわさが広まるより、
自分から言った方がスッキリするから
入院した昨日は、絶飲・絶食でつまらない1日だった。
色々な人から花がきた。
中でも部屋に入って1時間位経った花の第一便は・・・?
もちろん、ひろみ郷である!
彼は中元でも歳暮でもそのシーズンになると1番で送ってくる。
すごくまじめで律儀なオトコである。
そして、1番うれしかったのは、乳ガンで命の余命宣告をされた
同い年の知り合いからのメールでした。
1度しか会ったことがないのに、手術の成功を祈っていると、
長いメールが送られてきた。
最後に一行、ご返信は結構です、というひと言で終わっていた。
朝8時、オペの迎えの車イスがきた。
行ってきまーす!!
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